ショートステイ ブログ
最近の出来事シリーズ 「初午!」
2020-02-22
Kさん
こんにちは、ショートステイ相談員です。
かくれんぼのショートステイを年末より利用し始めたKさんとやりとりをKさん本人、ご家族様の承諾を頂き記事とさせて頂きました。
相→相談員、K→Kさん
隣りの旭日より、
相:「誰か~、ちょっと手伝ってくれませ~ん?」と相談員の弱々しい声。
相:「今日は、2月最初の初うま?初うし?」と言いながら、助けを求めやってきました。
芍薬の利用者Kさんはピーンと気付いた様子。
K:「あ~お稲荷さんね、初うまだわ」と。
相:「このままじゃお昼ご飯に間に合わないから手伝ってもらえません?」
K:「私・・・、麻痺があるから片手しか使えないの・・・。ちょっと他の人に頼んでみたら?」
相:「それなら、僕、左手するわ!」
K:「ん~・・・。わかった。やってみようか!」早速、隣りの旭日のユニットへ。手指消毒し、手袋装着!
相:「ありがとう(T-T)助かります!」
K:「はい、あなた(相談員)は桶を押さえて、○○さん(他の入居者さん)は、うちわで扇いで!」
テキパキと指示出し。お元気な頃は、食堂の女将さんをされていました。片麻痺があり左手は上手く動きませんが、ちょっとだけ手伝えば、できる事もまだまだたくさんあり、煮付けたアゲを相談員が広げれば、優しく握った酢飯を破れない様にそっと入れて下さいます。
K:「角まで酢飯を入れないと、形がね・・・。」そんなやりとりをしながら。
丁度、次女さんの面会があり、声をかけると、
K:「いいの、今忙しいから」と。その光景をみて次女さんは「また、来ますので」とお帰りに。スミマセンでした。
1つだけイタズラ大好きな相談員は、通常の倍の大きさのアゲを用意していました。
K:「大きいね~、誰が食べるの?」
相:「僕!」
K:「よくばりだね~(笑)」
錦糸卵や、飾りつけにイクラ等をのせ、見事時間内に完成!皆で美味しく食べる事ができました。
気付くと、多くの利用者さんにも協力を得る事ができ、あっという間に完成!
かくれんぼは入居でもショートステイでもこういったレクリエーションを行う時は、できる事は行って頂けるように、時間はかかっても、私たち職員が、
脚本、演出、監督となり、「キッカケ」を作って差し上げる事で、日々の生活に楽しさや役割を持ち、過ごして頂ける様に努めています。
勿論、強制はしませんのでご安心ください。
K:「また言ってね。手伝うからね。」
相:「ありがとう。すぐ、またお願いするから!」
K:「も~、あなたも努力してね!」と。私が励まされました。
見学、相談は担当が承りますので、ご連絡ください。
尚、4月末迄、空き枠がございません。キャンセル待ちとなります。